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zoom RSS 『五徳春秋』 河村恵利

<<   作成日時 : 2004/09/17 09:08   >>

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この巻は、戦国もの六連発。隠しテーマ(?)は織田信長、なんて?
テーマ信長、時系列的には、「咲くやこの花」→「夢路さそい」→「五徳春秋」→「花散る里」ということでしょうか。


「五徳春秋」 

タイトルの通り、織田信長の娘で松平信康に嫁いだお徳の話です。しかし、築山殿の視点で描かれているようです。
幼くして三河の松平家に嫁いだお徳は、夫の母である築山殿を慕うようになります。この築山殿は、きれいでやさしい女性です。嫁いびりなどはしません。
お徳は、実家の父にせっせと手紙を書きます。これにちょっとした仕掛けがあるんですね。で、何かあるらしい、と気付いた築山殿は、だんだん疑心暗鬼にとらわれるようになります・・。
もちろん、取り上げているのは、織田信長に謀反の疑いをかけられた築山殿が殺され、信康が自害した事件です。この事件を知って読んだ方が、面白いかも知れません。
しかし、この話に出て来る家康、なんだか頼りないな(^_^;)


「咲くやこの花」 

尾張のうつけこと織田信長に嫁いだ濃姫の話です。
美濃の斎藤道三の娘の濃姫は、那古屋城では、快く受け入れてはもらえません。信長は必死で庇い続けるのですが・・。
この信長は、一途に濃姫を想ってまして、かなり純情そうに見えます。「五徳春秋」に出て来た信長は、冷酷そうで、それっぽいですが(笑)
濃姫を慕う、三歳くらいのお市も登場します。



「夢路さそい」 

信長と妹の於市の話です。
おしゃべりで明るい女の子だった於市は、信長が弟の勘十郎を斬ったところを目撃してしまい、以来、人が変わったようになってしまいます。信長の正室・濃姫は慕っていますが、兄の信長には脅え、怖がって寄せ付けません。
なんとか於市の心を取り戻そうと思う信長は、自分を責め続けます。そんなある日、於市に近江の浅井家の嫡子との縁組の話が起こります。
これに出て来る信長は、妹に拒絶されて苦しんでます。そこが、面白いと言えば面白いのですが・・(滝汗)
一瞬、藤吉郎(後の秀吉)も登場してます。


「乱れ髪」 

甲斐の武田勝頼の後妻となった、北条政子の話です。
始め、「政子」というネーミングにちょっと驚いたのですが(^_^;)しかし、考えてみれば、兄は北条「氏政」っていうんですよね。
物語は始め、織田信長ゆかりの娘(って養女なんですよね)、那枝が病死するところから始まります。それから9年が過ぎて、北条から政子が嫁いで来ます。
この政子は、とても活発で、勝頼の息子・武王丸(信勝)と賑やかに喧嘩したりしています。那枝のことが忘れられないでいた勝頼も、そんな政子を次第に愛しく思うようになるのですが、そのころから、武田家はいよいよ滅亡への道をたどるようになります・・。
勝頼に殉じた北条氏政の妹の話は、もちろん、悲劇なわけですが、それはそれとして、明るくて活発な政子の姿はいいですねえ(笑)


「花散る里」 

蒲生忠三郎(氏郷)と信長の次女・冬姫の話です。
織田家に人質として来た忠三郎と冬姫は、次第に相思相愛の仲となります。
この話にも、織田信長は登場してますが、この信長は、二人の仲に全く気が付かない、鈍感ぶりを示しています(笑)
なお、明智十兵衛(光秀)も登場しています。



「よみのくに」 

武田信玄の六女・松姫の話です・・というと、ああ、信忠のことね、と思ってしまいますが、冒頭に出て来るのは、織田から武田へ人質に来ていた信長の五男・御坊丸です。ううむ、言われてみれば、お松と御坊丸、接点があったのね。
もちろん、信長の嫡男で、松姫の許嫁であった信忠も出て来ます。というか、二人が会うシーンが、クライマックスなんですが。
しかし、御坊丸(勝長)も、本能寺で死んでしまったのですね・・。

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全編前田家、それも前田利長ものが多いです。。 ...続きを見る
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