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zoom RSS 『喜知次』 乙川優三郎

<<   作成日時 : 2004/10/23 21:47   >>

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 タイトルを初めて見たとき、男性の名前かと思いました・・(汗)日野家の養女になった花哉の愛称です。もっとも、物語の視点は、日野家の跡取り・小太郎なのですが。

 小太郎と牛尾台助、鈴木猪平の三人の交わり、それから小太郎の花哉への思いが横糸に、縦糸には藩政改革を目指す小太郎の成長物語、といった感じでしょうか。まあそのなんていうか、派閥抗争だの刺客は誰?と言う話は、藤沢周平の『風の果て』、しかし花哉の存在とか少年の日々とかは、同じく『蝉しぐれ』か?と思わないでもないですが(汗)農政志向で藩政改革を目指してその結果・・というのは、先に挙げた2作品と比べ、書かれた時代背景の違いでしょうか、かな〜りキツイものがあるかも知れません。
 まあその、小太郎が執政に登りつめる訳でも、剣を振るうわけでもないです、はい、念のため(謎)
(解説によると、『さぶ』(山本周五郎)のオマージュなのか??)

 刺客が誰かと言う伏線も、しっかり引かれていましたし、花哉の書や学問の才というのも、何かの伏線かな〜と思って読んでました(^^ゞ
 とすると、割りに分かりやすい話だったわけですね(汗)もっとも、小太郎自身(ネタばれに付き略)についての説明はあれだけでいいんですかあ(滝汗)  (No.36)

(1998.2 講談社/2001.3 講談社文庫)

五百石の祐筆頭の日野弥左衛門の跡取り・小太郎は、ある日、妹ができたことを知ります。二親を亡くした花哉が、養女として引き取られたのでした。 

 小太郎は、郡奉行の次男・牛尾台助や、三十石の郡方の子・鈴木猪平と家格を越えて親しくしていましたが、一揆の際に、猪平の父・鈴木瀬兵衛が落命します。瀬兵衛は、百姓たちとやりあった時に、背後から味方に殺されたのでした。藩内は、佐分利派と織戸派の二派に分裂していました。
 
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切ない話はやはり心にしみる・乙川優三郎『喜知次』
喜知次あちらこちらの書評にもありますが、これ『蝉しぐれ』に似てます。設定、ストーリー、物語がかもし出す空気、良い意味で蝉しぐれを読んだのと同じような読後感を味わいました。ただ一つ違うとすれば、主人公の初恋が、淡い恋心のまま終わるところでしょうか。蝉しぐ... ...続きを見る
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