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zoom RSS 『ぼんくら』 宮部みゆき

<<   作成日時 : 2004/10/29 09:29   >>

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 いやいや、最初の数章を読んだときには、あれ、これって短編の連作なのかな?と早合点いたしました(^_^;)しっかり長編小説です。最初の5章は前振りなんですね。

 登場人物も個性的で、怠け者の同心・井筒平四郎はじめ、甥の何でも計測する弓之助、長屋で煮物を売るお徳、テープレコーダー役のおでこ、隠密の黒豆と、なかなかユニークです。

 地主の湊屋総右衛門は何をたくらんでいるのか、湊屋からいなくいなったという佐吉の母・葵はどうなったのか、仁平は湊屋に復讐できるのか、と数々の伏線が一気に収束するラストは読み応えがありました。ラストの「幽霊」vsお徳が意味深だったりするかも知れません。お徳はいい人なんですよねえ・・。いや、おくめもですが(笑)

 牢医師の相馬「登」先生、藤沢作品のオマージュかな?と思ってみたりしました。そうそう、茂七親分の消息もちょっとわかったりします。欲を言えば(?)佐吉に引き取られた長助がもう少し本筋に絡むか、弓之助の「弱点」が事件解決に役立ったりすると完璧だったかも、と無茶苦茶を言ってみる(^^ゞ  (No.35 )

(2000.4 講談社/2004.4 講談社文庫)

鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された事件をきっかけに、差配人の久兵衛が出奔、かわりに若い佐吉が差配人となりますが、それから父の借金のかたに売られそうになったお律、隠し子(?)が尋ねてきた通い番頭の善治郎など、長屋の住民は櫛の歯が欠けるように家移りしてしまいます。一体何が起こったのか?と同心・井筒平四郎が探索に乗り出すこととなりますが、店子たちの家移りは、仕組まれたものではないかと、平四郎と妻の甥・弓之助は考え始めます。 
 やがて、かつて久兵衛を憎んでいたという正次郎の遺体が発見されました・・。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
読みました。いつもSFぽい現代物の宮部作品読んでいるのですが時代物も謎が徐々に解明される感じで味わい深い。江戸時代も面白い時代だったんですね。
福田浩司賞味大臣
2008/09/07 22:28

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