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zoom RSS 『血汐笛』 柴田錬三郎

<<   作成日時 : 2004/11/25 21:31   >>

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 『血汐笛』は、いわば時代伝奇小説の系譜に連なる作品です。ヒロインの由香は実は前将軍の娘、きらら主水とか笛ふき天狗とか、実は身分ある侍、由香たちを助ける小えんや伊太吉、それに加えて隻手の剣客・黒柳新兵衛、由香と双子の白痴の姫とか、はっきり言って現代なら軒並みコードに引っかかる登場人物に、不思議な縁による(?)関係が絡まって行きます。
 白磁の玉という、アイテムもついていたりします。
 ・・待てよ、事件に巻き込まれたきらら主水はともかく、笛ふき天狗こと千太郎は、一橋治済の陰謀をどうやって察知したのだろう?(悩)

 手元の講談社文庫『血汐笛』には、単行本での出版年は載ってません。(やっぱ、ある種のコードの関係か?)解説によると、昭和32年3月から新聞連載が始まったとのことです。
 やや古い時代の作品でもあり、「勤皇」というキーワードも出てきます。とはいえ、いかにも勤皇善玉というわけではなく、さほど鬱陶しい感じではありませんが。公卿が出てくるのも、この時代の小説の特徴であるのかも知れません。

 ところで、甲姫の方は、これからどのような人生を過ごしたのでしょう・・とちょっと気にしてみたりして(^_^;)  (No.16)

(1982.12 講談社文庫)

きらら主水は、誘拐されそうになっていた娘・相馬由香を助けます。父・相馬修之進の殺害を覚悟している由香と相馬家へ行くと、主水よりも先に、笛ふき天狗を名乗る男が、修之進の遺書を手に入れていました。一方、主水を慕う小えんと板前の伊太吉は、襲われた相馬修之進の最期を看取ります。

 その頃、英明な光格天皇を退位させ、伏見宮守仁親王に前将軍の娘・甲姫を嫁がせ、次代の天皇にしようという、一橋治済の陰謀が進められていましたが、先の若年寄・松平千太郎は、これを何とか阻止しようとしていました。甲姫は、由香に瓜二つでした・・。

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