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zoom RSS 『朝晴れ鷹』 山手樹一郎

<<   作成日時 : 2004/11/13 21:17   >>

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 『朝晴れ鷹』を読むと、登場人物の多彩さに目を見張るかも知れません。
 明朗闊達なヒーロー(菊四郎)、可憐なお嬢様(織江)と双子の娘(お律)、町娘(お稲のこと)もいれば悪徳商人(もち備前屋)に、悪代官(尾形加賀守)やその一族、、、と、山手樹一郎の小説に典型的な人物が登場するのですが、その他に清八や梅吉、ついでに留吉、おすがに若狭屋、鶴吉に小延、奉行やら火盗改めやら、数多くの人物が大きな円の中にいるごとく、物語は進んで行き、そして収束します。
 善玉と悪玉に分類できますが、ボーダーっぽい渡辺十兵衛がちょっと魅力かも(笑)

 物語は、長崎で家族を尾形らに殺されたお律の復讐を軸に進んでいきます。天光院の巫女の姿を借り(ネタバレっぽいが、まあ良いか)、備前屋に「あと八日」「六日」「五日」と期限を切っていくのはなかなか迫力があります。
(復讐を開始するときに、双子の妹の織江とそのフィアンセ氏の存在をどの程度計算していたのだろうか、とちらと思ってみたりもしますが)

 お律は、次々に復讐を果たしていきますが、命を取ることはしません。もっとも生きているのとどちらがむごいか、ということはありますが。
 菊四郎も人を斬らずというポリシーで戦います。ハッピーエンドとなりますから、気軽に読むことができるでしょう。  (No.17)

(1965.4 新潮文庫) 

何とか手柄を立てて、親分の娘・お稲を妻にしたい岡っ引の清八は、怪しげな若侍の後をつけて行きます。その侍は、菊四郎と名乗り、縁談に気が進まないので家出した来たと言いました。二人はやがて、お高祖頭巾の武家娘を見かけます。先刻お茶の水で見かけた、供侍と一緒にいた武家娘に扮した娘とよく似ていました。

 清八は、菊四郎に言われるまま、板倉の下屋敷付近を見に行き、娘が出てきたらしい梅屋敷に入り込みます。そこには、お茶の水で見かけた娘がいて、茶室で縛られている若い侍・尾形源次郎に、自分は源次郎の父・尾形加賀守に一家を皆殺しにされた、と言います。その娘・お律は、尾形加賀守らを地獄へ落とす、と宣言します。お律の復讐劇が始まりました・・。

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