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zoom RSS 『夜明けの星』 池波正太郎

<<   作成日時 : 2004/12/06 09:56   >>

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 池波正太郎といえば、「男の世界」を書く作家というイメージがあるかも知れませんが、いくつか女を主人公にした小説も書いてます。『夜明けの星』もその一つです。

 この『夜明けの星』は、父を殺された少女のお道が、いくつかの仕事を経た後に、若松屋の内儀になるという、女性のある種のサクセス・ストーリーに、お道の父を殺した堀辰蔵のたどる人生が絡み合ってます。
 辰蔵は、池波ワールドおなじみのいわゆる「仕掛人」になります。登場する元締たちの名前は、どこか(「梅安」等)で聞いた名前だったり・・。
 お道がそれと知らずに辰蔵の最期を看取るシーンは、なかなか味わい深いものがあります。

 さて、この小説に出てくる人物で私が好きなのは、実は「若松屋お徳」だったりします(笑)ああいうびしびし・がみがみな女性、若い頃はあこがれたものですが・・(謎)しかし、今となっては、息子が四度も嫁に逃げられては困るなあとも思ったりして(汗)
 先輩女中のおうめさんもいいです。

 淡々とストーリーが進んで行き、読みやすいのではないかと思います。
 なお、この作者には『平松屋おみち』(『おせん』新潮文庫収録)という短編がありますが、読んでわかる通り、『夜明けの星』の原型もしくはダイジェスト版とも言える話です。 (No.11)

(1980.11 毎日新聞社/1983.12 文春文庫) 

父の敵を探すのに疲れ果てた堀辰蔵は、煙管師の源助を殺めてしまいます。源助の娘・お道は、伊勢屋の妾宅で下女として働きますが、ある日、お道の目の前で、伊勢屋と妾のお絹が殺されます。殺したのは、金で殺しを請け負った辰蔵でした。

 その後、御用聞きの佐吉夫妻の経営する「万常」で働いていたお道ですが、ある日、若松屋の内儀・お徳が、ぜひとも自分付きの女中にお道を欲しいと言います。お徳は、口やかましいので有名で、お徳を世話する女中は居つかず、三度もらった息子の嫁も、みな逃げ出しているほどでした。お道は、若松屋で奉公することを決めます。

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