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zoom RSS 『奴の小万と呼ばれた女』 松井今朝子

<<   作成日時 : 2004/12/10 09:55   >>

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 最初読み始めたとき、あわわっ(謎)と思いました。古本屋とか、自動預払機のコーナーとか、、、時代小説のつもりで読み始めたので(笑)まあ、そういう仕立てだと言うことですが。

 三好正慶尼、奴の小万と後に呼ばれるようになるお雪は、心身ともに並みの男以上に優れていましたが、しかしその能力や意志を生かすところはお雪の生きた時代にはありませんでした。お雪は子供の頃から、懸命に自己主張して生きます。具体的なバトルの相手は祖母であることが多く、また、男たち相手に立ち回りもやったりしますが、お雪が戦っているフは、つまるところ、「世間様」だったりします。この「世間様」との戦いなど、現代に生きる女性だってとても難儀なもので、大体途中で白旗を掲げることになるでしょうが(いや、これを読んでいて、身ごもった時に降参するかとちらと思いましたけど)、お雪はその戦う姿勢を貫き通します。痛快ですが、今風に言うと、「イタイ」かも(^_^;)

 お雪の男運もしくは男を見る目はアレなんですが、まあ登場してきた中では(言うまでもなく)吉右衛門が良いですね。某池波センセだったら、お雪も内心では自分をぶちかましてくれる男と「世間様」のように生きるのを欲しているとかなんとか持って行ったかも、と思ってみたり。。。 (No. 41)

(2000.4 講談社/2003.4 講談社文庫)

木津屋のお雪は、両親に先立たれ、虚弱な兄とともに木津屋を仕切る「お家様」の祖母に育てられます。おなごの割に背が高いことを始め、柔を習いに行ったり、型にはまりません。 
 お雪が16歳になった頃、腰元のお岩とお亀とともに、口縄坂に出没する二人組の掏摸を痛めつけ、世間の噂となります。その後お雪は、丹波屋の次男坊・与四郎と見合いをし、婿に迎えるように祖母から説得されます。何とか破談にしようとしたお雪は、柔を習っていた頃に知り合った浜仲士の矢筈の庄七のことを思い出しました。お雪はあることをたくらみます・・。

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奴の小万と呼ばれた女 (講談社文庫)

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