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zoom RSS 『いのちの蛍 高瀬川女船歌2』 澤田ふじ子

<<   作成日時 : 2005/01/29 21:06   >>

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高瀬川女船歌』 シリーズ第2弾。解説にもあるように、この巻の主役はお蕗。

「夜の黒髪」
 居酒屋・尾張屋の親父となった宗因のところに、桃割れの髪を振り乱した若い女が飛び込んで来ました。その娘は、尋常ではない様子で、宗因はその娘を預かり、様子を見ることにします。ある日、店に来た職人風の男は、その娘に酌をするよう要求しました・・。
 お蕗がこの話から登場します。お鶴は惣十郎と所帯を持つことに。

「短夜の蓮」
 宗因は、高瀬川に落ちた老人を助けます。衰弱していた老人を診察した町医は、老人の腹の中は空っぽだと言いましたが、老人は大金を所持していました。

「秋陰の客」
 宗因のところに畑の成り物を届けに来たお蕗は、行き倒れの若い武士を見つけました。その男・佐野順蔵は、父の仇を探して旅に出ましたが、仇の武兵衛はすでに病死していました。順蔵の父・一左衛門を武兵衛は、若い時から昵懇の中でした。

「背中の影」
 北車屋町の長屋の空家に、男が入り込みました。大黒屋の太助と宗因が様子を見に行きます。その男・又蔵は、かつてその長屋で、角倉会所の女船頭だったお末という女と所帯を持っていましたが、身重のお末を捨てて出て行ったのでした。

「討たれの桜」
 山内家家中の宮森八郎兵衛の妻・於孝は祝言を挙げて以来、子宝に恵まれませんでしたが、六年たって懐妊の兆しが現れました。しかし八郎兵衛は、隣の長屋に住む志田清四郎の子だと信じていました。
 お蕗は、伊吹屋に嫁ぐのが良いか、宗因に相談を持ちかけます。

「いのちの蛍」
 七条の内浜で荷下ろしの手伝いをして小銭を稼いでいる芳松の義理の父・権蔵は、働かずに酒を飲み明かし、芳松の母・おしのに殴る蹴るの乱暴を働いていました。ある日宗因は、芳松の幼なじみの栄助から、芳松が権蔵を刺し殺したを聞きました・・。  

「流れの蕪村」
 船頭の役についた弥助は、船棹に白い紙切れが浮かんでいるのに気が付きました。弥助は宗因にその紙切れを渡します。その後、宗因は店を休み、調査を始めました。  

「夜寒の船」
 女船頭のお時は、何者かに後をつけられ、尾張屋に駆け込みます。一方、伊吹屋の若旦那・正蔵は、お蕗を妻に迎えたものの、茶屋遊びをやめられず、お蕗に乱暴を働き、伊吹屋夫婦を嘆かせていました。  

(2000.2 新潮社/2003.4 幻冬舎文庫)

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★「高瀬川女船歌」 シリーズ (澤田ふじ子)
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