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zoom RSS 『Y輝妃 後宮の女帝 高階栄子の生涯』 市川ジュン 

<<   作成日時 : 2005/02/10 08:34   >>

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もしかして「高階栄子」と言ってピンとこなくても、「丹後局」と言えば、ああ、と思う人もいるかも知れません。源平もの大河ドラマなどにも登場しますが、しかしながら堂々と主人公に据えた作品は、歴史を彩る女シリーズみたいなマンガを除き、まずないのではないでしょうか。

日名(後の栄子)は、亡くなった姉の夫であった平業房の妻となりますが、業房は、後白河法皇と平清盛の対立が激しくなる中、捕らえられ、亡くなります。
その後、日名は、後白河に仕え、寵妃となり、娘(宣陽門院)を生み、政治の中枢に座ることになります。

いや、面白かったです。題材の取り方と言い、主人公の性格といい、、、よく、歴史ドラマなんかで何のお題目か、「女性の視点から」とか言っているのがありましたが、これを読むと、いかにその男性脚本家の思う「女性の立場云々」がはずしているか、納得できます。(この物語で言うと、九条兼実の視点?)

若いときの日名、一途に姉の夫を想っているあたりは、純愛ムードですが、しかし状況判断の冷静なあたり、後年のマキャベリストの片鱗も見せています。
後白河の死で話が終わらず、九条兼実追放まで話が続いているのも、決して夫の庇護に頼るだけでない、栄子の手腕を語らせるのに効果的でした。

冒頭の幼い頃の日名が宴にもぐりこんで宿命の人と出会うシーン、いろいろな小説・マンガである手法ですが、日名と後に最初の夫となる平業房、後に愛人となる後白河、そしてライバルとなる九条兼実、源頼朝、とスケールの大きな顔合わせとなっています。

(あおばコミックス)


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