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zoom RSS 『秘密』 池波正太郎

<<   作成日時 : 2005/02/21 08:28   >>

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 敵の目を逃れるために、ひっそりと過ごしていた片桐宗春が、もちろん目立たぬように心がけながらも、人との交わりを拒まぬようになって行く心境の変化が描かれています。

医師である父の弟子であった滑川勝庵、宗春が治療をすることになった吉野屋清五郎、清五郎の後妻で、かつて宗春(夏目小三郎)と関係があったお初(初乃)、宗春の異母兄の萩原孝節、遊女から料理屋・大むらで働くようになったおたみ、人目を避けて暮らしている宗春の周囲を、様々な人間関係が取り巻いていきます。
 個人的にお気に入りと言うか、この物語での明るいキャラは勝庵の弟子の白石又市ですね(笑)

 ラスト近くの「悲劇」の後始末やら、お初の企みは、物語の中では説明はされません。宗春の心境としては、どうでもよいということなのでしょう。
 些細なことですが、宗春は、革の薬入れを吉野屋に直してもらったのかどうか、ちょっと気になるかも(^_^;)

 なお、滑川勝庵やら「大むら」の娘・お歌のその後(20年くらい後?)は、『雲ながれゆく』(文春文庫)で読むことが出来ます。(『秘密』の方が後に書かれています)  (No.48)

(1987.1 文藝春秋/1990.1 文春文庫) 

医師の片桐宗春(夏目小三郎)は、ひょんなことで敵持ちになってしまい、父の弟子であった滑川勝庵の助力を得ながら、目立たぬように暮らしています。宗春が江戸に来て2年、吉野屋清五郎の治療をすることになりますが、吉野屋の後妻のお初(初乃)は昔、宗春と浅からぬ関係にありましたが、この時点で宗春は、そのことを知りません。
 ある日、宗春が隠れ家にいるとき、襲われますが、敵の堀内源二郎一行ではなく、人違いでした。どうやら、宗春とそっくりな男がいるようです。危険を感じた宗春は、姿を隠しますが、3年後に江戸に戻ってきます。そして宗春は、馴染みであったおたみと再会しました。

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