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zoom RSS 『初ものがたり』  宮部みゆき

<<   作成日時 : 2005/02/23 10:15   >>

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 この作品をはじめて読んだのは、今はなき『小説歴史街道』という雑誌でした。確か、日道坊やが出てきてたので、「凍る月」かなにかだったと思います。
(その後、PHP→新潮と移籍したという事情があるようですね)

 『本所深川不思議草紙』で登場人物を支えていた回向院の茂七親分が、今回は中心となっていろいろな事件の謎解きをします。
 この連作では、茂七が「稲荷寿司の屋台のおやじ」と話をするうちに、ふとひらめいたり・・というのが(毎回ではないけど)趣向の一つになっていると思います。雑誌が廃刊になったので、このおやじの正体がわからないままに・・(汗)
 なお、『不思議草紙』で茂七の手下だった文吉は、今回は登場しませんが、その消息についても触れられています。

 N○Kの金曜時代劇の枠で、「茂七の事件簿」というのをやったのですが、その『本所深川不思議草紙』と同じく、原作の一つになってます。設定は微妙に変わっていて、妻はいなくなって、娘と義母がいたりしていました。
 茂七は高橋英樹、糸吉は仁科貴(あの川谷拓三2世ですが、覚せい剤か何かでフェードアウト)、稲荷寿司屋が原田義雄、勝蔵が本田博太郎という配役でした。

 『愛蔵版 初ものがたり』(PHP出版)とやらに、文庫未収録の短編も掲載されているらしい・・ううむ!  (No.14)

(1995.7 PHP出版/1997.3 PHP文庫/1999.9 新潮文庫)

「お勢殺し」
 回向院の茂七は、下っ引きの糸吉から、真夜中過ぎまで店を開けている稲荷寿司の屋台の話を聞きます。そんな折、担ぎの醤油売りのお勢が、土左衛門になって発見されます。

「白魚の目」
 家がなく、道端で暮らす子供たちが五人、石見銀山の入った稲荷寿司を食べて命を落としました。

「鰹千両」
 棒手振りの魚屋・角次郎が、茂七を訪ねてきます。呉服屋の伊勢屋が、角次郎の鰹を千両で買いたいと言ったのでした・・。

「太郎柿次郎柿」
 茂七は、憑き物をよく落とし、失せ物を探すという霊感少年の噂を聞きます。その日道という少年の話を糸吉に聞いているうち、船宿で兄が弟を殺すという事件が起きました。

「凍る月」
 河内屋の当主・松太郎が、茂七のところに、到来物の新巻鮭が一尾盗まれたので、その新巻鮭と盗んだ下手人を探し出して欲しいと言って来ます。その後、さとという奉公人が、私が盗んだと言って逐電しました。

「遺恨の桜」
 霊感少年の日道が、襲われて大怪我をしました。茂七は、日道のいる三好屋に出向きます。

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初ものがたり (新潮文庫)

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