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zoom RSS 『黒く塗れ 髪結い伊三次捕物余話』  宇江佐真理

<<   作成日時 : 2005/03/07 08:40   >>

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髪結い伊三次シリーズ」第5弾。この本は出産ラッシュ、第二世代の話が多い。並べてみると、「月に霞はどでごんす」がいかにも宇江佐真理っぽいタイトル。

「蓮華往生」
 天啓寺の大蓮華に乗った老人たちが、そのまま息絶えて行きます。緑川が探索に当たります。緑川の妻・てやは天啓寺にしばしば通っていました。
 いなみが女児を出産します。

「畏れ入谷の」
 西両国の広小路で、毎度酒に酔って管を巻いている侍がいました。その男・高木茂助の妻・おたきは、大奥に働きに出ましたが、将軍の目にとまったのでした。出産前の最後のお座敷で、お文は茂助の話を聞きました。

「夢おぼろ」
 道場の試合で、緑川直衛にきわどく敗れた不破龍之介は、片岡美雨に声をかけられます。美雨は乾監物との縁組が意に沿わないのですが、富くじに当たった監物は、美雨に簪を贈ります・・。

「月に霞はどでごんす」
 履物屋の息子が武家に殺され、両親に復讐を約束したものがいました。金で殺しを行う一味に、太鼓の桜川笑助が絡んでいると見て、不破は調査を行います。一方、臨月のお文は、逆子だと言われ、喜久壽は緑川に医者を紹介してもらいます。

「黒く塗れ」
 お文は、生まれたばかりの伊与太の世話に疲れています。翁屋八兵衛の妻・おつなの様子がおかしくなり、店から金を持ち出しているようです。伊三次が見張っていると、おつなは医者の樋口長庵と会っていましたが、密会などではなく、長庵はおつなに呪をかけていました。

「慈雨」
 不破のかかりつけの医者・松浦桂庵の母・美佐が、行方不明になりました。伊三次が調べて間もなく、美佐は弟子の松屋の女房・お梅のところから帰って来ましたが、足を痛めた美佐は、その前には棒手振りの花屋の塒で世話になっていたのでした。その花屋は、巾着切りから足を洗った直次郎でした。

(2003.9 文藝春秋/2006.9 文春文庫)

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黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)
文藝春秋
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★「髪結い伊三次捕物余話」シリーズ (宇江佐真理)
 「髪結い伊三次」シリーズは、その名の通り髪結いが本業の伊三次が、同心・不破友之進の下っ引きを務めながら事件の解決に奔走する、読み切り連作のシリーズです。  TVでドラマされたこともあり、伊三次は中村橋之助、お文(文吉)が涼風真世、不j同心が村上弘明でした。 ...続きを見る
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2005/03/07 08:42

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