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zoom RSS 『深川澪通り木戸番小屋』 北原亜以子

<<   作成日時 : 2005/03/15 11:06   >>

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シリーズ第1弾。木戸番夫婦のお捨と笑兵衛の身の上は、少しずつ明かされて、最後に一通り説明がされている。「ともだち」「名人かたぎ」が面白かった。

「深川澪通り木戸番小屋」
 木戸番夫婦の笑兵衛とお捨は、嵐の日に酔って転がり込んできた勝次を助けます。纏持ちだった勝次は、去年負った火傷がもとで、頭から火消しをやめて賄屋で働くように言われていました。

「両国橋から」
 袋物問屋の花菱の跡取り息子であった清太郎は、花火に夢中になるあまり勘当されました。許婚者のおうのは、清太郎の後を追って家を出ましたが、苦しい生活が続いています。ある日、おうのの実家の手代が訪ねてきて、清太郎が家に帰れそうだと言いました。

「坂道の冬」
 おていの叔母が足袋問屋の笹屋の後添いに入ったので、従妹のおちかは何不自由なく育ちました。しかしおちかは、植木職人の銀次に惚れ、おちかは許婚者の三桝屋の総領息子・卯三郎をおていに引き合わせます。

「深川しぐれ」
 笑兵衛は、行き倒れになった女を助けます。女は、月足らずの子を死産し、子供の父は富山にいるということでした。笑兵衛は、その女・おえんを親身になって世話し、おえんも笑兵衛を頼るようになります・・。

「ともだち」
 夫に先立たれ、子供もいなかったおすまは、同じ年恰好のおもんという女と知り合います。倅と嫁がいるというおもんに、おすまはつい、子供はいないが甥がかわるがわる様子を見に来ると言ってしまいます。おすまは、おもんと月一度会う約束をしました。
このオチはなかなか面白かったかも。

「名人かたぎ」
 八幡宮のお祭りの日、お捨は財布を掏られかけます。岡っ引の伝次は、その掏摸・おくまは再びお捨の財布を狙うと踏んで、お捨の後をつけることにします。

「梅雨の晴れ間」
 おくめの旦那・忠左衛門の妻の病が重く、おくめが後添いになるかも知れないと、番頭は言います。しかし、おくめの父・兼吉は、おくめが下総屋の後添いになれるはずがないとおくめに言います。兼吉は、よい話を喜ぶな、うまい話を本気にするなと言うのが口癖で、事あるごとにおくめにそう言い聞かせていました。  

「わすれもの」
 父親が死んで、11歳のときに深川を離れたおちせは、料理屋で働くうち、呉服商の田丸屋に見込まれ、息子の嫁になります。しかし、夫の市之助は家を空けがちになり、おちせは深川に帰って来たいと思うようになりました。
少しずつ明かされていたお捨・笑兵衛の素性がここではっきりします。

(1989.9 講談社/1993.9 講談社文庫)

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深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)

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★「深川澪通り木戸番小屋」シリーズ (北原亜以子)
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