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zoom RSS 『王朝序曲』 永井路子

<<   作成日時 : 2005/03/17 08:35   >>

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私は常々、永井路子は男性を書くのが良いと思ってます。読んでいて、気が楽だから(笑)いや、この人は男性にはけっこう甘いと思いますが。

主人公は藤原冬嗣。ご存知、藤原北家の中興の祖とでも言いましょうか、この人以降、良房・基経、と北家の覇権が確立します。(それじゃ内麻呂はどうなんだ、とか、まあ、あまり深く考えないで下さい)

扱われている時代は、杉本苑子『壇林皇后私譜』とかぶるんですが、ここでも特徴は、冬嗣の兄で平城帝に仕えた真夏を反射鏡のように用い、彼ら兄弟と父の内麻呂の、それぞれ微妙に違った立場が浮き彫りにされているところでしょうか。
その中にあって冬嗣は、冷静な、醒めた目の持ち主として描かれています。

この小説で妙に感心したところは、最後の方で冬嗣と嵯峨が、嵯峨の皇子たちの臣籍降下の是非についている場面ですね。嵯峨に、「うん、(良峰)安世はいいやつだ」で納得させたところですが、昔、身内のものが鷹揚な上司にポスト増設を認めさせたときと、ほぼ同じやり取りだったので(^_^;)
おそらく作者は、自分で見聞きした体験を反映させたのだな、と思ったものでした。

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