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zoom RSS 『損料屋喜八郎始末控え』  山本一力

<<   作成日時 : 2005/04/14 08:32   >>

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 実は、この作者さんを知ったのは、宇江佐真理の本の解説を書いていたからでした(汗)
 直木賞作家で、別に称を取る取らないは作家の価値と関係ないかも知れませんが、芥川賞よりも直木賞作の方が好きな私としては、書店で手に取ってみようと思ったりしたわけです。

 元は武士(でちょっといわく有り)の損料屋喜八郎が、主に札差関連のトラブルを解決していく話です。いちおう子細は書かれているのですが、喜八郎はやや得体の知れない人物といったところです。
 登場人物は他に、与力の秋山、頼りない米屋、敵役に伊勢屋と笠倉屋、江戸屋の女将・秀弥・・などなど。伊勢屋はなかなか魅力的に(?)描かれています。

 時代背景としては、ちょうど棄捐令が出るあたりです。言わば棄捐令攻防が、この連作の縦糸になっているわけです。 (No.8)

(2000.6 文藝春秋/2003.6 文春文庫)

「万両駕籠」
 札差米屋政八は商いを閉じる決意をしましたが、先代の書置きを見つけます。それには、商いを閉じるときには喜八郎に後始末を任せるようにと指図してありました。

「騙り御前」
 棄捐令で痛い目にあった伊勢屋と笠倉屋は、役者の菊乃丞を使い、米屋と与力の秋山に意趣晴らしを考えます。

「いわし祝言」
 江戸屋の板場・清次郎は、おゆきとの祝言を控えてましたが、様子がおかしい、と女将の秀弥は喜八郎に相談します。

「吹かずとも」
 金の工面に困った笠倉屋は、賭場を仕切る庄之助に贋金作りを持ちかけますが・・・。
 伊勢屋の意外な(?)一面もわかる、中編。

時代小説ワールド



損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)

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損料屋喜八郎始末控え(山本一力)
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ひろの東本西走!?
2005/04/22 22:38
また時代小説2冊読了す
    先日の11日『西海水滸伝―柳生十兵衛秘帖―』(戸部新十郎著・PHP研究所)を読了。 そして本日、『損料屋喜八郎始末控え』(山本一力著・文藝春秋)を読了した。    『西海水滸伝―柳生十兵衛秘帖―』(戸部新十郎著・PHP研究所)の紹介 寛永14(1637)年に、島原地方の切支丹たちは、天草四郎時貞のもと不穏な動きを見せていた。同じ頃、九州の南端・開聞岳に、大阪の陣(1615.1)で死んだといわれる猿飛佐助、霧隠才蔵、真田大助など真田十勇士の子孫または本人、そして豊臣秀頼本人と思え... ...続きを見る
畝源 The ブログ
2005/10/31 08:37

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは!

TBどうもありがとうございました。
こちらからもTBさせて頂きました。

伊勢屋、この人物設定が物語に奥行きを与えていたと思います。敵役がこれくらい魅力的であれば申し分なしですね。
喜八郎より印象的だったような気も・・・。

山本一力は最近では全幅の信頼を置いている作家です。

ひろ009
2005/04/22 22:55
コメントありがとうございます。
実は原則文庫待ち派なので、山本一力作品は、あとは「あかね空」くらいしか読んでいません。
TVでは良く見かけますけど(笑)
やこめっち@管理人
2005/04/24 21:21

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