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zoom RSS 『甘露梅 お針子おとせ吉原春秋』  宇江佐真理

<<   作成日時 : 2005/04/26 21:19   >>

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 夫に先立たれ、息子が「出来ちゃった婚」したため家にいづらくなり、吉原でお針子として働いているおとせを中心にした短編の連作です。読みきりではありますが、おとせと凧助は、とか、喜蝶と筆吉は、とか、そちらの人間関係がどうなって行くかという方にも興味を惹かれるでしょう。
 ちなみにおとせの死に別れた夫は、岡っ引、すなわちおとせは岡っ引の女房であったという属性が与えられています。
 印象的な言葉:「おかたじけ」

 「結末」については、作者が暴走したかな?と、思わず余計なお世話を考えてしまいました(^_^;)いや、これがこの作者の持ち味なんでしょう。ひょっとして、時代小説版「恩田陸」だとか!?(汗)
(関係ないけど凧助たち、何故か「あした順子・ひろし」を連想してしまいました・・悩) (No.50 )

(2001.11 光文社/2004.6 光文社文庫)

「仲ノ町・夜桜」
 植木屋の仕事を眺めていた福助から、おとせは、職人の中に花魁の喜蝶の客であった伊賀屋の若旦那・甚三郎がいると聞かされます。喜蝶は妓夫の筆吉に確かめさせ、伊賀屋の若旦那であったら見世に揚がるように伝えさせました。

「甘露梅」
 吉原の生活に疲れてきたおとせは、仕事が終わると九郎助稲荷に詣でるようになりました。そこでおとせは、引手茶屋のあるじ・花月亭凧助から、甲子屋の雛菊が、甲子屋を抜け出す算段をしているらしい、と聞きます。

「夏しぐれ」
 かわいがっていた猫のたまがいなくなり、喜蝶はふさぎ込んでいます。たまは、喜蝶の先輩の浮舟の飼い猫でしたが、浮舟は客と駆け落ちしようとして、切見世に落とされたのでした。

「後の月」
 新しくやって来た遣り手のお久と薄絹は、喧嘩ばかりしています。おとせは、凧助の妻・お浜に怒鳴りつけられます。振袖新造のよし乃の様子がおかしいと、喜蝶は気が付き、筆吉はおとせと凧助に相談します。

「くくり猿」
 凧助は怪我のため、吉原から出て今戸の寮で静養しています。その間に、喜蝶に身請け話が起こりました。筆吉との仲を知るおとせは、やきもきしますが・・。

「仮宅・雪景色」
 元旦に息子夫婦の家に行ったおとせは、嫁のおまなから隣の家に住まないか、と持ちかけられます。凧助のことも気になるおとせですが、海老屋を辞めるつもりになります。

時代小説ワールド


甘露梅―お針子おとせ吉原春秋 (光文社時代小説文庫)

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