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zoom RSS 『霧の果て 神谷玄次郎捕物控』  藤沢周平

<<   作成日時 : 2005/06/01 21:33   >>

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 同心・神谷玄次郎は、町回りを怠けたり、「よし野」のおかみ・お津世のところに入り浸ったりと、勤務態度は良くないのですが、しかしいざと言うときの探索の腕のおかげで、何とか首の皮一枚つながっています。
 玄次郎のその顰蹙を買う勤めぶりは、かつてある事件を追っていた父が、探索中に玄次郎の母と妹を殺されたことに起因していました。父も、母と妹の後を追うように亡くなります。
 個々の事件を追いながら、玄次郎は父が最後に携わった事件も調査して行きます。

 そう言えば、これはTV化されてましたね。玄次郎が古谷一行、お津世は藤真利子でした。
 「むささびの吉」(「鬼ごっこ」『花のあと』収録、本来はこのシリーズではなかったですが)を長門裕之が演じていたのが妙に印象に残ってます。 (No.23)

(『出会茶屋』 1982.8 双葉社/1985.6 文春文庫)

「針の光」
 「よし野」のおかみ・お津世のところにいた玄次郎を、岡っ引の銀蔵が呼びに来ます。殺された娘の死体を検分した玄次郎は、二年前の連続殺人との共通性に気が付きました。

「虚ろな家」
 蝋燭屋の菊屋作太郎の五歳の娘が誘拐されます。店にゆすりに来る、作太郎の妻・より江の兄の菅生半蔵は無関係のようです。一方、下っ引きの直吉が行方不明になっていました。

「春の闇」
 材木屋の奥州屋の娘・お園の簪が紛失しました。お園の許婚・神戸屋の筆之助からもらった大切なものでした。簪がまた出てこないうち、奥州屋の奉公人・増吉が殺されます。

「酔いどれ死体」
 物乞いの甚七が殺されました。甚七は多量の酒を飲んでいましたが、酒を飲んだ場所はなかなか見つかりません。甚七の女房と子が見つかり、玄次郎と銀蔵は、そちらから調べを進めます。

「青い卵」
 裏店で、一人暮らしをしていた老女・むめが殺され、修行に出ている息子が帰って来たら表店を借りるために貯えていた金が盗まれます。しかし、裏店に住む者たちはみな、むめが十両以上もの金を隠していたことを知りませんでした。

「日照雨」
 蛤町の米屋の次男・重吉がメッタ刺しに殺されました。女の筋の恨みらしい、と玄次郎は調べます。一方玄次郎は、例繰り方同心の伊佐清兵衛から、父が手がけた最後の事件の記録を借ります。

「出会茶屋」
 真綿商の巴屋に入った押し込みの調べに玄次郎たちがかかっているとき、銀蔵を訪ねてきた畳問屋の青梅屋のおかみ・おとせが、何者かにつけられているようだ、と訴えます。実際に、おとせは襲われました。

「霧の果て」
 父が最後の事件を調べていた時に、寺社方役付の同心だった印南数馬と、源次郎は連絡を取ります。玄次郎は、井筒屋善右衛門にも当たってみますが、玄次郎に会いに「よし野屋」を訪ねた印南が殺されました。
 ついに「お佐代殺し」の真相が明らかになります。

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