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zoom RSS 『昨日の恋 爽太捕物帖』  北原亞以子

<<   作成日時 : 2005/06/10 21:24   >>

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 岡っ引の爽太は、鰻屋「十三川」の婿、若旦那と呼ばれていますが、実は鰻が苦手であるという設定です。文化三年の大火でみなしごとなり、十三川の主人の十兵衛に引き取られるまで、いろいろあったようです。
 女房のおふくとの間には、お里とお良の小さな二人の娘がいます。

 物語は、短編読み切り連作の捕物帖ですが、謎解きよりも登場人物の心情の描写に力点が置かれています。この本の中では、狐と狸の化かし合い風の「残り火」が印象的でした。最後の「師走の風」は、結局どうなったのだろう、とちょっと思ったりして(^_^;)

 爽太の昔(ならず者だった頃?)を扱った長編があるそうなのですが、まだ未読です。 (No.37)

(1995.5 毎日新聞社/1999.4 文春文庫)

「おろくの恋」
 質屋の伊勢屋の女主人・おろくが蔵で殺され、岡っ引の爽太が駆けつけます。外から鍵がかかっており、おろくは男と逢っていたのではないか、と思われました。

「雲間の出来事」
 妓夫太郎の徳松は、煮〆屋の嘉市が丈八を刺すところを見かけます。嘉市の妹のおはるは、塗師職人の栄二に捨てられ、身投げしていました。

「残り火」
 女から金を騙し取る定七は、男から金を巻き上げるおしかに近づいて・・。
 狐と狸の化かし合い風味のハッピーエンド(?)

「終わりのない階段」
 今の長屋での暮らしから抜け出したいおつやは、歯磨き売りの正六と、友人のおあきから奪うようにして所帯を持ちました。しかし、仕舞屋での暮らしには、金がかかりました。

「頬の傷」
 一人暮らしをしている志津は、深い仲となった左官職の又七と争い、頬に傷を負いました。人々は、又七が志津の頬に傷を付けたと思いましたが、又七は、志津が自分で剃刀で傷を付けたと言います。

「昨日の恋」
 恋女房のおいとに家を追い出された佐平次が、十五年振りに江戸に戻って来ました。しかし、おいとは、子供を連れて、紺屋職人の次助と所帯を持っていました。

「師走の風」
 娘のお良とお里を連れて、日比谷稲荷の前に来た爽太は、見知らぬ女から赤ん坊を預けられました。その女・おこまは、赤ん坊の多吉の父を探して、常陸から江戸へ出てきたのでした。

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コメント(2件)

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お久しぶりです。tarkishです。

やこめっちさんの日記を読んでるとビックリするようなタイミングで自分が読んでる本が書かれています。
ちょうどこの本も二読目した時に、書き込まれていたので、コメント書こうと思っていたら、
今日になってしまいました。

自分も「残り火」が好きです。
しかし、読み直して思いましたけど、爽太は全く捕物をしていないような・・・
tarkish
2005/06/21 19:04
いつもありがとうございます(^_^)
実は、本棚にあるのを引っ張り出してまとめている場合も多いのですが。

そうですね、言われて見れば爽太は捕物をしていませんね…?
やこめっち@管理人
2005/06/21 23:55

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