気ままな読書日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 『奈落の水 公事宿事件書留帳四』 澤田ふじ子

<<   作成日時 : 2005/08/18 10:46   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

表題作の他、「黄金の朝顔」「狐の扇」が印象に残っているかな。

「奈落の水」
 鯉屋に帰る途中、少女に目をとめた菊太郎は、若い女に叱り飛ばされます。数日後、菊太郎は、その女が公事宿の橘屋の前で啖呵を切っているのを見ます。その女・お蔦は伊勢屋との揉め事を抱えているようでした。

「厄介な虫」
 菊太郎がお信やお清に反物を買ってから、お信の長屋に向かうと、誰かがお信に相談を持ちかけているようでした。その男・仁左衛門は、長年関東御呉服所の後藤家で働いて、今は隠居暮らしでしたが、夫婦の間に子はなく、妻が、もしどこぞの女子に子どもを生ませていたなら引き取りたい、と言ったのでした。

「いずこの銭」
 貧しい人々の住む長屋などに小判が投げ込まれました。その後、炭問屋・嵯峨野屋と白生地問屋・長門屋が、蔵がこっそり破られ、大金が盗まれていたと奉行所に届けを出しました。

「黄金の朝顔」
 蔦屋の奉公人・お里が、朝顔の苗を四鉢買って来ました。その苗を育てると黄金の花が咲き、蕾や種の数に応じて買い戻してもらえると言いますが・・。

「飛落人一件」
 清水寺の舞台から飛び降りて死んだ身元不明の死人が、曝しものになりました。その死人を見た鯉屋の手代・喜六は、二ヶ月ほど前の出来事に思い当たりました。

「末の松山」
 奈良の吉野屋は、井伊掃部頭の京屋敷の普請替えを半年前から任されていましたが、突如京都留守居役の杉原源左衛門が、普請を中止したいと言ってきました。一方、重阿弥で盆栽が盗まれましたが、盗んだ与吉は、盆栽を売り払った銭で、幼い孤児たちを養っていました。

「狐の扇」
 貸本問屋の宇多野屋徳右衛門は、伏見稲荷門前の茶店で、いつも押し売りをしに来る三次から、光悦と宗達の描いた金銀泥絵和歌の扇を、三次が価値を知らずに持っていたのを幸い、廉価で譲り受けます。徳右衛門は、手代の八十助に、偽物と言って八十助の従兄の表具屋・吉蔵に扇子の直しを頼ませますが・・。


(1997.11 廣済堂出版/2001.4 幻冬舎文庫)

時代小説ワールド

 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
★「公事宿事件書留帳」 (澤田ふじ子)
 読み始めたのは、某国営放送のご紹介ということです。 ...続きを見る
気ままな読書日記
2005/11/13 23:46

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。ちょっと他の記事にはトラックバックもさせてもらいましたが。
このシリーズも面白いですね。大好きです。今後も時々寄せて本の選択の参考にさせてもらいます。
畝源三郎
2005/08/21 11:32
はじめまして!トラックバック&コメントありがとうございました。

源三郎さんとおっしゃるんですか(笑)
「かわせみ」の放送も終わって、今度は「秘太刀馬の骨」になりますね。ではでは。
やこめっち@管理人
2005/08/22 23:18

コメントする help

ニックネーム
本 文
『奈落の水 公事宿事件書留帳四』 澤田ふじ子 気ままな読書日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる