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zoom RSS 『ひとでなし 公事宿事件書留帳六』 澤田ふじ子

<<   作成日時 : 2005/09/23 20:44   >>

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印象的なのは表題作の「ひとでなし」、面白かったのは、「悪い錆」かな。

「濡れ足袋の女」
 風邪で長屋で静養していた鯉屋の手代・吉左衛門は、大店の女主らしい女が雨にぬれているのを見て、家で雨宿りさせます。その後、その女・お志乃が殺され、吉左衛門が下手人との訴えがあり、捕らえられました。

「吉凶の蕎麦」
 夜泣きそば屋の七兵衛が、一軒店を構えることになりました。ところが、同業者たちから嫌がらせされます。

「ひとでなし」
 高田屋で長年奉公していた新兵衛が、高田屋の孫息子を人質に取り、立てこもりました。新兵衛の娘は、二条城の堀に身投げしていました。

「四年目の客」
 源十郎と鶴太が入った一膳飯屋で、割れた銚子の代金を請求された客が騒ぎを起こします。後に、鶴太が西牢に差し入れを届けに行ったとき、その客が牢にいるのに気が付きます。

「郭の仏」
 遊女屋・林屋で風呂焚きをしている市蔵は、餓鬼大将にいじめられている子を助け、みなで遊ぶよう諭します。市蔵は、子供たちに竹とんぼを作る約束をしました。

「悪い錆」
 お信の長屋に住む武助が、汚れきった老人を背負って来ました。長屋の者たちが、服を脱がし、体を洗ってやります。髪を洗っていたお信は、老人が身につけていた値打ち物のたばこ入れに気が付きました。

「右の腕」
 押し込み強盗・法華の清五郎を捕えるため、東町奉行所は網を張りめぐらせていましたが、取り逃がしました。翌日、禁裏絵所預・土佐光孚の高弟・吉信が、清五郎一味として捕えられます。吉信は、百三十両もの大金を所持していましたが、拷問蔵でも金の出所を明かしません。

(2000.12 幻冬舎/2002.6 幻冬舎文庫)
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2005/11/13 23:46

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