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zoom RSS 『涙堂 琴女癸酉日記』  宇江佐真理

<<   作成日時 : 2005/12/07 23:39   >>

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 主人公の琴は、北町奉行所臨時廻り同心・高岡靫負の妻でしたが、靫負が暗殺されたので、琴は、長男の健之丞の承認のもと、家を飛び出して絵師の修行をしていた次男の賀太郎の家で生活することになりました。市井で見聞きしたことを、琴は日記に付けていきます。

 割りに不思議な作品だという気がしました。主人公の琴はマジメ人間、さばけた魅力と言うものはありません。賀太郎も神経質に小言ばかり言っているイメージがあるし、果たして読者を魅了する登場人物がいるのだろうか?とちょっと首を捻りました。それでも小説が成立するのか(笑)
 靫負の死の真相が明らかになっても、カタルシスがあるかどうかは、微妙なところです。

 読んでいるときは、医師の清順と再婚するとかになるかな?と予想していましたが、外れました(^_^)最後(クライマックス?)の情景は、やはりきれいだなと思いました。 (No.59)

(2002.3 講談社/2004.6 光文社文庫)

「第一話 白蛇騒動」
 北町奉行所臨時廻り同心・高岡靫負の妻だった琴は、靫負の死後、家を飛び出して絵師の修行をしていた次男の賀太郎の家で生活することになりました。琴は、身辺雑記を日記に付け始めます。

「第二話 近星」
 賀太郎が彫師の竹蔵を叱責している間、琴は藤倉屋へ行きますが、伝兵衛は江場清順の所で次女のお若夫婦の喧嘩の仲裁に出かけていました。激しくなる喧嘩に、琴も様子を見に走ったとき、靫負の小者を努めていた伊十に出会いました。

「第三話 魑魅魍魎」
 健之丞の息子・徳之進が麻疹に罹り、琴が様子を見に行きますが、今度は健之丞の妻・安江が床に就いてしまいます。長女のゆきは、弟や義弟たちが父の死について調べているのを不安に思っています。

「第四話 笑い般若」
 琴がいつもの騒ぎがあった清順の家から帰ると、従姉の乃江が来ていました。若い頃は器量に恵まれ、夫の存命中は倖せに過ごしていた乃江でしたが、乃江は琴にしばしば金の無心をするようになります。

「第五話 土中の鯉」
 江戸善の後家・お冴の息子・勘太が内弟子になり、お琴は、賀太郎とお冴との仲が気になっています。靫負の死の輪郭が次第に見えてきます。

「第六話 涙堂」
 火事にあったお冴は伊十の汁粉屋を手伝うことにします。靫負の事件にも取り合えず決着が付きます。お冴は、伊十の体調が悪いことを琴に伝えます。 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
宇江佐さんの作品!
早速私も借りて読んできます〜。
なんだか、ここは私の新着図書案内センターみたい^^)
よいお年をお過ごしください!またお邪魔します〜
そこかど
2005/12/29 15:09
いえ、私も文庫落ちを待つ上、ここに書くまでにはタイムラグがかなりあります(^^ゞ
来年もよろしくお願いいたします〜
やこめっち@管理人
2005/12/29 22:17

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