★「高瀬川女船歌」 シリーズ (澤田ふじ子)

 初めて読んだ澤田ふじ子ものが、この『高瀬川女船歌』でした。(「公事宿」ではなく・余計かな)
 タイトルから分かるとおり、高瀬川沿いに暮らす人々の哀歓の連作です。

 最初の「高瀬川女船歌」では、柏屋で養われているお鶴がメインですが、「いのちの蛍」以降では、お鶴の実父で尾張藩から公金横領の濡れ衣を着せられた宗因(奈倉宗十郎)が居酒屋を開き、そこが舞台となります。

 各巻ごとに陰の主役とも言える人物が登場します。「いのちの蛍」ではお蕗、「銭とり橋」では普照というように。その一方で、宗因、そして柏屋の伊勢、お鶴の実母の志津と姉妹のように仲が良かった女船頭のお時の関係も縦糸となっているようです。

 ストーリーの運び方が、多少都合の良いところもあるかも知れないとも思いますが(偶然関係者が宗因の店に来るとか?)、そこはエンターテイメントとしては許容範囲かとも思います。 (No.39)

『高瀬川女船歌』
『いのちの蛍 高瀬川女船歌』
『銭とり橋 高瀬川女船歌』

時代小説ワールド

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