★「土御門家・陰陽事件簿」 シリーズ (澤田ふじ子)

 主人公の笠松平九郎は、安倍晴明を家祖とする陰陽頭・土御門泰栄の京都触頭の一人で帯刀人です(長い)
 陰陽師とか占いとか言うと、何やらおどろどろしく響きますが、術の掛け合いとかするわけではなく、易者は治安の安定にも寄与する合理的な存在として描かれています。

 平九郎に使える寛助はじめ、家司頭の赤沼頼兼、平九郎と同じく譜代陰陽師の上林十蔵、東町奉行所の同心組頭・松前大炊助らが登場します。
 今のところ、酸いも甘いも噛み分ける(?)赤沼頼兼が面白いでしょうか。

 やはり易者、しかも権限を持つものとしてスポットを当てられているのが斬新でしょう。『大盗の夜』最後の「朧夜の橋」で、最初の「闇の猿」以来登場の安三のことや、同じく譜代陰陽師の土佐久栄のことも(多分)ハッピーエンドが示唆されています。平九郎の嫁取り問題もでしょうか(笑) (No.44)

『大盗の夜 土御門家・陰陽事件簿』 

時代小説ワールド

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