『鬼の面 御宿かわせみ13』  平岩弓枝

この巻には、珍しく解説がついていた。(注:私は旧版で読んでいる)
七重の件が片付いても、でも万事オッケーにはならないという「雪の夜ばなし」がケリのついた「忠三郎転生」の次に配置されている。

「夕涼みの女」
 長岡の縮問屋の若旦那伊之助が、四ヶ月ぶりに恋しいおすみに会いに江戸に戻って来たら、おすみは死んだ、と言われます。しかし、伊之助は、確かにおすみの姿を見ていました。

「大川の河童」
 香苗と七重の父・麻生源右衛門の体の具合が悪いようです。東吾は、天野宗太郎と一緒に麻生家へ行きました。

「麻布の秋」
 東吾は、松浦方斎の供をして、麻布織りを見に行きます。数日後、東吾と正吉は、機織りをしていたおすずの家で松虫や鈴虫を分けてもらいますが、しばらくして、おすずは「かわせみ」に東吾を訊ねてやって来ます。

「忠三郎転生」
 病人のいる富豪の家を狙った盗賊が跳梁しています。医者が絡んでいるようなので、東吾は天野宗太郎に話を聞きに行きます。
 宗太郎の弟の宗二郎・宗三郎も登場します。宗太郎の婿入りが決まる話でもあります。

「雪の夜ばなし」
 宗太郎と七重の祝言の夜、東吾は、身投げをしようとした娘を助けます。娘は、子供の頃のいたずらが元で、祝言の時に聟を拒み、破鏡になったと言います・・。
 この話は、後々まで響くようです(^^;)

「鬼の面」
 立春早々、日本橋馬喰町の麻苧問屋の信濃屋の主人の吉三郎が殺されました。信濃屋の元の主人で、「かわせみ」に泊まっていた和助に疑いがかかります。

「春の寺」
 東吾は、通之進や香苗と亡母の墓参に出かけます。通之進は、そろそろ東吾とるいのことをはっきりさせる考えのようです。

(1989.9 文藝春秋/1992.10 文春文庫)

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  • ★「御宿かわせみ」シリーズ 平岩弓枝

    Excerpt: 北海道のあるところのとある旅館が、「かわせみ」という名前でした(^_^;)  確かに、川のそばにありましたけど(笑) Weblog: 気ままな読書日記 racked: 2010-01-25 16:38