『神かくし 御宿かわせみ14』  平岩弓枝

印象に残っているのは「時雨降る夜」、あとは花世の誕生する「麻生家の正月」。花世を取り上げたのは産婆さん?それとも宗太郎本人か、後になってちょっと引っかかるかも。

「梅若塚に雨が降る」
 大火で焼け出された知人を見舞いに向島へ行ったるいとお吉は、梅若塚に詣でました。すると、赤ん坊が紐で木に結び付けられていて、泣いていました。捨て子かと思ったるいたちでしたが、若い男女は、自分たちの子をどうするのか、と言います。

「みずすまし」
 柴田左門の娘のお与里が、「かわせみ」を訪問しました。お与里は婚家を離別になって実家へ帰ったとのことですが、東吾は、源三郎の屋敷でまたお与里と出会います。

「天下祭の夜」
 るいは、「かわせみ」の風呂の外の、薪を積んでいる小屋のところであいびきしている男女を見かけます。男は、桐生の丸屋の政吉で、女は、足利の羽島屋の内儀のおよねでした。

「目黒川の蛍」
 東吾はお吉から、眼病に御利益があるという五智如来の話を聞きます。それから、東吾が狸穴の方月館に稽古に出かけた時、五智如来の効果がなかったおたねを見かけます。

「六阿弥陀道しるべ」
 東吾の紋服を扱った白木屋の大番頭の治兵衛が行方知れずになりました。六弥陀詣でに出かけたまま、帰って来ないといいます。

「時雨降る夜」
 るいは茶会で、鯉屋という京菓子屋の内儀と息子夫婦に出会います。母親と息子の呼吸がよく合っているのに比べ、嫁は不器用です。ある日突然、嫁のおきみが、「かわせみ」に泊まり客に会いにやってきます。

「神かくし」
 嘉助は、様子のおかしい若い娘に声をかけます。娘は、数日間の記憶がなく、まるで神かくしにあったかのようです。それから、神田界隈で神かくしが頻発します。

「麻生家の正月」
 大晦日に七重が産気付き、東吾と香苗は麻生家に出向きます。やがて、女の子が生まれました。

(1990.5 文藝春秋/1993.6 文春文庫)

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  • ★「御宿かわせみ」シリーズ 平岩弓枝

    Excerpt: 北海道のあるところのとある旅館が、「かわせみ」という名前でした(^_^;)  確かに、川のそばにありましたけど(笑) Weblog: 気ままな読書日記 racked: 2010-01-25 16:39