『犬張子の謎 御宿かわせみ21』  平岩弓枝

おとせ親子が久々の登場(「十軒店人形市」)。「愛宕まいり」と「富貴蘭の殺人」が印象に残っている。

「独楽と羽子板」
 「かわせみ」には正月、池田屋の隠居の仁左衛門と女房のお芳の一組の老夫婦だけが泊まっています。その頃江戸では、夫婦者の掏摸による被害が増えていて、るいは泊まり客の老夫婦に疑いを持ちます。

「柿の木の下」
 節分の日に、東吾はるいやお吉と川並鳶の筏の初乗りを見物に出かけました。ついでに、富岡八幡で参詣したとき、東吾は境内で、木の下で女が一人、合掌しているのを見ます。

「犬張子の謎」
 るいはお吉を連れて、猿若町の「青柳」で料理を食べ、その後東吾と待ち合わせの船宿に向かう途中、犬張子を求めました。後に、犬張子を作った職人の文治郎が、るいの買った犬張子を取り戻しに来ます。

「鯉魚の仇討」
 るいは、お千絵と中村楼での遊魚斎楽水の書画会へ出かけます。書画会で、突然、遊魚斎が倒れました。

「十軒店人形市」
 「かわせみ」に、おとせと正吉親子が訪ねてきます。松浦方斎の使いで、仙五郎の初孫に鯉の吹き流しを買いに来たのでした。東吾たちが十軒店町に吹き流しを買いに行ったとき、子供をさらおうとした女を見ます。

「愛宕まいり」
 愛宕まいりに出かけたるいとお吉は、長助から甲州屋の大番頭の喜兵衛をひき合わされます。喜兵衛は、先々代の主人の他にできた子でした。

「蓮の花」
 長助は将棋仲間と蓮の花見をしました。夜明けまでの時間をつぶす間の話で、大和茶屋の隠居の治郎八が、30年前に女房を殺した、と言い出します。

「富貴蘭の殺人」
 旗本の河田伊織の屋敷に奉公に上がっている、按摩の友の市の娘のお戸美が、高価な鉢植えの蘭を枯らしてしまい、首をくくったといいます。源三郎は、不審を抱き、「かわせみ」へやってきました。

(1996.1 文藝春秋/1998.11 文春文庫)

時代小説ワールド

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • ★「御宿かわせみ」シリーズ 平岩弓枝

    Excerpt: 北海道のあるところのとある旅館が、「かわせみ」という名前でした(^_^;)  確かに、川のそばにありましたけど(笑) Weblog: 気ままな読書日記 racked: 2010-01-25 16:38