『蒲公英草紙 常野物語』 恩田陸

文庫版の解説が新井素子でちょっと感激。「光の帝国」の解説は久美沙織だった。
読んでいたころ、氷室冴子の訃報を聞いたので、なおさら感慨深い。

峰子の視点で語られる槙村のお屋敷のお嬢様・聡子さま。
聡子は病弱で長生きはできないと、医者である峰子の父は言っていたが、やがて不思議な力を持っていることが(読者に)わかってくる。

そして、槙村の屋敷に特殊な能力を持つ春田一族がやって来て、物語は動き始める。
後で振り返ると、聡子の力・使命が「天聴会」の時に暗示されているのが分かる。

ラストの部分は、きっと「光の帝国」の時代と重なるのであろう。この辺も何か春田の光比古の物語があるのかも知れない。
蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫 お 48-5)

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この記事へのコメント

2009年01月21日 22:39
こんばんは。
この作品、一人ひとりの心は素晴らしく、しかし、結果として悲劇を生む。
単純にいい話で終わらせないところがいいですね。

この記事へのトラックバック

  • 蒲公英草子/恩田陸

    Excerpt:  常野シリーズの一作品ですね。  日本が20世紀を向かえ、新しい時代(富国強兵を図り、列強に並び、大陸に進出しようという時代)を向かえた激動の時代。主人公、峰子の住む東北の農村にもその影響が忍び.. Weblog: 永遠の夕暮れ racked: 2009-01-21 22:43