『新・御宿かわせみ 蘭陵王の恋』  平岩弓枝

明治編になってからは、4冊目。最初に書いてしまいますが、千春が結婚へ。
割に突然出てきた人と、ですかね。


「イギリスから来た娘」
バーンズ先生の診療所に、外国人の若い女を知らないか、と福島屋万兵衛・栄三親子が横柄に麻太郎を訪ねてきました。ちょうどその時、そのイギリス人の娘・ジュリアが姿を見せました。ジュリアに惚れている栄三は、その後も診療所へやってきます。
「かわせみ」の客の村山参之助の語っていたのが、ジュリア母子ということでしょうか。
「麻太郎の友人」
 「かわせみ」に麻太郎の友人だという清野凛太郎という青年がやってきます。ある日、千春が離れで琴の稽古をしていると凛太郎が現れ、凛太郎も琴を弾きました。

「姨捨山幻想」
 十三夜の月見の日、麻太郎は凛太郎を連れて「かわせみ」に来ます。二人は信州から東京見物に来た一行のおとよという老婆と話をします。おとよが犬張子を四つ買っているのに女中頭のお晴は気が付きますが、おとよには孫はいませんでした。

「西から来た母娘」
 バーンズ先生の診療所に、居留地に越してきた汪文秀・翠蘭の母娘が訪ねてきます。その頃上方では、公卿の家宝の美術品を狙う盗賊が跋扈していました。
源太郎と結婚した花世がおめでただとか。

「殺人鬼」
 狸穴の仙五郎が麻太郎を訪ねてきて、知り合いの伊豆屋久七が、人が殺されかけていると言ったと相談を持ちかけます。久七の娘は伊勢屋松坂の婿養子・芳兵衛の息子・芳之助を産みましたが、本妻のお倉は芳之助を邪険に扱っていました。
通之進・香苗と麻太郎の語らいは良かった(^^)

「松前屋の事件」
 千春と同じ茶道の先生のところに通っている松前屋のお佐和の父・清兵衛は、松前屋の跡取りでしたが行方不明になっていて、妾腹の弟の宗兵衛が当主となりました。三十八年ぶりに清兵衛は姿を現しましたが、当時のことを知る者はほとんどいませんでした。

「蘭陵王の恋」
 清野凛太郎が千春に結婚を申し込みます。凛太郎の身の上が詳しく話されます。

(2013.3 文藝春秋)

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文藝春秋
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